2025年9月4日 By pluse 【歯ブラシだけでは不十分!デンタルフロスの重要性と使い方】 こんにちは。毎年9月9日は「救急の日」。 救急の日を含む1週間は応急手当や心肺蘇生法等について学ぶためのイベントが全国各地で開催されます。 「普段から正しい知識を持っておく」ことが大切ですが、お口に関しても同じ。 例えば「毎日歯みがきしているからむし歯にはならないだろう」と思っていませんか? 実はこれ、大きな間違いなんです。 「歯ブラシだけ」実は6割しか落とせない 毎日しっかり磨いているのに、むし歯や歯周病になってしまう…その原因は「歯と歯の間」に潜んでいます。 ここは歯ブラシの毛先が届かず、磨き残しが溜まりやすいうえ、目に見えない危険ゾーンなのです。 そこで欠かせないのが「デンタルフロス」です。 歯ブラシだけだと歯間のプラーク(歯垢)除去率は6割程度にとどまりますが、フロスも使えば9割近くまでアップします。 アメリカではかつて、「Floss or die(フロスか死か)」という衝撃的なスローガンで、歯周病予防の重要性が強く訴えられました。 歯間ケアはお口だけでなく、全身の健康リスクにも関わることが明らかになりつつあり、こうした認識は今や世界中に広がっています。 ホルダー?糸巻き?自分にあったフロスの選び方 デンタルフロスには「ホルダータイプ」と「糸巻きタイプ」の2種類があります。 それぞれの特徴を知り、自分にあったタイプを選びましょう。 ・ホルダータイプ:初心者向けホルダータイプにはF字型とY字型があり、どちらも持ち手がついているので手軽に使えます。 F字型は下の前歯、Y字型は奥歯や上の前歯に適しています。 フロスが初めての方や小さなお子さん、高齢の方が使いやすいタイプです。 ・糸巻きタイプ:上級者向けフロスを指に巻きつけて使うタイプで、歯に沿わせやすく、奥歯やブリッジの下まで届くのが特徴です。 コストパフォーマンスも優れています。 ただし、ある程度の器用さが求められるため、フロスに慣れている方や手先が器用な方に適しています。 フロスの正しい使い方と注意点 フロスは勢いよく押し込まず、ノコギリのように動かしてゆっくり歯間にいれましょう。 歯の側面に沿わせながら、上下に2~3回動かして汚れをかき出します。 1日1回、就寝前の使用が効果的です。 フロスが引っかかる・ほつれるといった場合は、むし歯や歯石が原因の可能性があるため、早めに歯科医院に相談しましょう。 フロスを正しく使っているつもりでも、実は汚れをとり切れていないことも少なくありません。 お口の状態や歯並びによって最適な使い方は異なるため、まずは歯科医院でプロから直接アドバイスを受けてみましょう。 毎日の歯みがきとあわせてご自身にあった方法でフロスを使用することで、セルフケアの効果が高まります。 ぜひお気軽にご相談ください。